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ミトミネ農場

IT業界の末席から農業の世界に飛び込んでみて日々感じたことや学んだ事を書き連ねます。

顕微鏡を使って、根の生育状況を観察してみよう

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植物の生育状況を確認する方法として、根を顕微鏡で観察するという方法があります。植物の病気の原因は、ほとんどがカビによるものですが、根が傷んでいたり根の伸び方が悪かったりすると、カビにやられやすくなります。目視で根の状態を確認しても、根腐れしていることはわかりますが、更にミクロの目で根の状態を観察してみましょう!

作物を採取

まずは、圃場からサンプルとなる作物を採取します。なるべく深くにスコップを指して、根を取りだします。こちらは、急に立ち枯れしてしまったというミニトマト。

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葉は斑模様になっていて、裏にはアブラムシが発生していました。また、茎の中心部分がコルク化していました。調べてみると、トマト斑点細菌病に近い症状かなと思います。

www.takii.co.jp

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また、私達が育てているサラダ小松菜もサンプルとして採取しました。太陽熱養生処理あとの作ですが、さっそくハムシにやられていて穴だらけになっています。

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まずは目視で確認

顕微鏡で見る前に、まずは目視で確認します。根がくすんだ白色をしていてシナっとしていると根腐れです。

ミニトマトは路地でマルチを使っていたこともあり、雨が降った時に根本だけに水が入ってしまい、酸欠になってしまったのではないか?と推測されました。こういった水腐れを防ぐためにも、根本の部分に盛土をしてあげるといいそうです。

採取したサラダ小松菜の根は、根毛は少々少ないもののしっかり伸びているようでした。

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根を顕微鏡で観察

採取した根をピンセットでちぎり、プレバラートに乗せます。そのあと、スポイトで水を少し垂らして、カバーガラスを乗せて観察します。

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サポートセンターにある顕微鏡はかなり高精度で観察することができます。

良い根

根の状態がいい場合は、根の側面もまっすぐで、均等な太さになっています。

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悪い根① 根の側面がギザキザ

根の状態が悪いと、側面が少々ギザギザになっています。

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悪い根② 部分的に細い

このように部分的に細くなっている場合も、あまりいい状態ではありません。

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顕微鏡は農具。と考えて、1台は顕微鏡を持っているといいそうです。いまは3万円くらいで充分なスペックの顕微鏡が購入できるので、独立した際は買っておきたいと思います。