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ミトミネ農場

IT業界の末席から農業の世界に飛び込んでみて日々感じたことや学んだ事を書き連ねます。

生産者自らビニールハウスの環境制御システム開発を手がけるオーガニックnicoさんを訪問しました

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先日、京都にあるオーガニックnicoさんを訪問してきました。

オーガニックnicoさんは「農薬や化学肥料を利用しない野菜生産・販売」「ハウスの環境制御システムの開発・販売」の2つの事業に取り組まれています。前職がIT畑の自分としてはどのようにITを農業に活かすか、という部分で1つのお手本になる会社さんだと思い今回訪問させていただきました。

ハウスの使い方が面白い

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ここで見ていただきたいのは作物、ももちろんなんですが右側に見える棟間の1m高さほどのネットがかけられた部分もよーく見てみてください。

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なんとトレイに敷き詰められた土でベビーリーフが育っていました。ハウスの棟間、しかも中空部分を有効活用されている方は初めて見ました。

あとちょっと見えにくいんですが、棟毎にビニールで間仕切りができるようになっていて、虫の飛来を防いだり、環境を変えたりということができるようになっているそうです。

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さっきは棟間で作物が育てられていましたが、今度は水が貯められていました。これはハウスの三角屋根の谷の部分にといを取り付けておいてそこから水を集めてくる仕組みになっています。なんと合理的な作りでしょう。

センサーからのデータを無線で収集

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写真ぼやけててもうしわけないです。上の画像が土壌水分量センサで、下の画像でぶら下がっているじゃばらのヤツが温湿度センサ。こちらは両方とも無線でデータを送信しています。ケーブルに縛られないので自由にセンサーの配置を変えられるというメリットがあります。便利ですね。

集中管理パネル

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センサーのデータを集約して、各種固定値の設定やモーターの制御ができるようになっています。すごいー。

天窓の開閉もコントロール

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ハウスは外から見るとこのように特徴的な形をしています。上についたパカパカは開閉コントロールができて、ハウス内の温度や湿度、CO2量をコントロールできるようになっています。

なんで生産者がこんなところまでできちゃうの?

実は代表の中村新(なかむらあらた)さんが、元々オムロンや東京のベンチャー企業でレーザーの研究開発をするなどコンピュータに関してはエキスパートだったこともあり、就農して自身で体験してきた農業の問題をこれまでの技術で解決できないかということで、ビニールハウスのシステム開発を手がけるようになったそうです。

感想

上記トピック以外にもEC(電気伝導率)はweeklyで追わないとねとか、有機態窒素はこうやって測ってるよとか勉強になりましたし、BLOF理論ってどういうものなの?腐植ってどう考えてる?とか軽いジャブから議論する場面もあって非常に刺激になりました。

また「農業は自然科学の集大成、学ぶべきことがとても多い」みたいなことをおっしゃっていたんですが「確かに....」と頷くばかりでした。勉強すること多すぎます。研修が終わるまであと3ヶ月、色々な農業のあり方を見て学んで私達の目指す農業の方向性を定めていきたいと思います。

オーガニックnicoの皆さま、お忙しい中ご案内いただきありがとうございました!

お知らせ

7月27-29日に東京ビックサイトで開催される施設園芸・植物工場展 2016に出展するとのことでしたので、興味ある方は是非訪ねてみてください。

製品に関しては、オーガニックnicoさんの以下のページに詳しく説明があります。

アグリサイエンス事業 | オーガニックnico