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ミトミネ農場

IT業界の末席から農業の世界に飛び込んでみて日々感じたことや学んだ事を書き連ねます。

炭育ち 池上農園さん(神戸市西区)を訪問しました!

つれづれ

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先日、神戸市西区にある池上農園さんを訪問させていただきました。池上農園さんは、オーガニックフェスタで行われた栄養価コンテストで水菜部門で最優秀賞を受賞しています。池上農園さんでは、電子技法と呼ばれる手法を取り入れていて、その技術についてもいろいろ教えていただきました。

池上農園さんについては以下の記事でも詳しい紹介があります。

到着してご挨拶をしたあと、さっそく圃場を案内してもらいました。池上農園さんは、有機農業の中でも自然農なスタイルで、不耕起で栽培している圃場もあるそうです。

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ハウスは破れた個所はそのままにしてあって、見学させてもらっていると、鳥がハウスの中に入ってきました。私が、自然農で栽培しているハウスに入ったのは初めてだったということもあるのですが、ハウスの中で鳥がさえずっていたり、畝の上に雑草が生えっぱなしになっていたりと、自然農ならではの栽培の仕方には驚きがいっぱいありました。

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ハウスが密閉されていない分、虫がこないか心配になりますが、こちらのスイスチャードの葉はほとんど虫にやられていませんでした。このハウス内の別の区画で、収穫時期は過ぎてしまっている作物をそのまま生育させているそうで、虫はそこに寄り付くためにココのエリアには来ないのだそうです。

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また、雑草が生えているのも単に生やしっぱなしにしているわけではなく、初期生育では作物に十分に栄養が行くように雑草は生えさせず、雑草が生えてくるにしても時間差で生えてくることを意識して生育させているそうです。

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池上農園さんの最大の特徴は、電子技法を取り入れていること。電子技法は、池上さんの情報を事前に調べているときに初めて知った農法で、私自身詳しくはまだ理解できていません。。土中に炭を埋設したり電子水を散布する農法で、微生物の働きを向上させるそうです。

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電子技法の他にも初めて見る技術がありました!それがこちらの「スチーム発生器」(正式名は別の名前です)。アイロンのスチームのように蒸気を発生させて、土壌中の病害菌を防除したり、団粒化させたりしているそうです。

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私がいま学んでいる有機農業のBLOF理論では、このスチーム器と同様の効果を狙って太陽熱養生処理を行いますが、"太陽熱"を利用するため実施できる季節が限られたり、時間がかかる側面もあります。このスチーム器を使えば、蒸し料理のごとく一気に温度をあげることができます。使い方にはいろいろポイントがあるとは思いますが、一度試してみたい技術だなと思いました。

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こちらはコマツナ・ワサビナの圃場。コマツナはテリがあってとても美味しそうです。私もいま趣味でワサビナを育てているのですが私のワサビナを比べると、池上さんのワサビナは葉が大きく広がって見るからに元気そうでした。さすがですー。

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池上さんの野菜パッケージはこちら。もし店頭などで見かけたらぜひ購入してみてください!有機JAS認定も受けている正真正銘の有機野菜です。

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最後に…

池上さんご夫妻とお話させていく中で感じたのは、その柔軟性です。農業の世界にいるとどうしても自分が学んできた技術や知識にこだわりが出てきてしまって、他の考え方を否定しがちです。それが慣行農家 VS 有機農家 VS 自然農みたいな対立になっちゃうのですが、池上さんはいろいろな技術を柔軟に取り入れていたのが印象的でした。最近では、BLOF理論も学んでいてなにか要素を取り入れたいと考えているそうです。

私も自分の学んできたことを信頼しつつも、他の農法に懐疑的になるのではなく柔軟に考え方を認めたり、いい要素を取り入れたりできるようにしたいと思います。そんな農家としての姿勢も、池上さんから学べた気がします。

池上さん> お忙しいなかご対応いただきありがとうございました!