ミトミネ農場

IT業界の末席から農業の世界に飛び込んでみて日々感じたことや学んだ事を書き連ねます。

思わず買いたくなる、おいしそうな野菜のパッケージデザイン

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野菜を販売する上で、大切になるのがパッケージのデザイン。最近ではいろいろなパッケージデザインを見かけます。デザインによっては、パッケージだけで美味しそうに見えます。売り場で目立つことも大切ですが、パッケージのデザインや形態によってはコストが高くなるので、なにを強みにするかを考えた戦略的なパッケージ設計が必要です。設計の日本国内や海外のおしゃれなパッケージデザインを集めてみたので紹介します。

国内のデザイン

ルンビニ農園 小松菜

広島にあるルンビニ農園さんの小松菜パッケージ。白い半透明の帯に、商品の説明と手書き風の商品名が記載されています。シンプルながら、小松菜の特徴を丁寧に伝えています。

ルンビニ農園

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アレキサンダース

リーフ系のレタスやサラダ菜などの水耕栽培をしているアレキサンダースさんのパッケージデザイン。(※残念ながら、アレキサンダースさんは2016年4月に破産決定受け倒産しているようです)デザインを手がけた会社さんがサイトで制作実績を公開していて、単色(厳密には2色)でブランド力が高められるようにしたとか、程よい余白を意識したとか、デザインする上でのポイントを紹介しています。

有機栽培野菜の可愛いパッケージデザインを制作しました。 | チラシ制作のasobo design factory

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三菱樹脂アグリドリーム株式会社

オーストラリアにある、太陽光を利用した植物工場で生産された野菜のパッケージ。2013年の記事では、"テスト販売を開始”とあるので、現在もこのデザインで販売されているかは不明です。草編みのかごの中に、タグが入ったようなデザインで、アイコンを使って野菜の特徴を示しされています。

NEWS|地球快適化インスティテュート

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田中農園

デザイン会社さんの制作実績で紹介されていた田中農園さんのパッケージデザイン。単色(白)のみのシンプルなデザインになっています。

島原ブランディングデザイン事務所 » Blog Archive » 野菜パッケージ

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超立体包装 パットラス

10年前くらいに、茨城県にある水戸菜園さんが開発した超立体包装「パットラス」。各種デザイン賞も受賞しています。かつての三角牛乳パックのような形状で、封を開けると舟状になるためお皿代わりになるそうです。こういうのがコンビニにあると嬉しいですね。すでに特許出願済みで、セミオートシール機や全自動袋詰シール機などを購入することができるそうです。

受賞とリンク

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東急ストア「手紙のついた野菜&果実」

東急ストアが独自に実施している企画で、パッケージにあるQRコードを読み取ると、生産者情報や栽培の特徴、食べ方などが書かれた”手紙”が読めるという仕組みです。生産者の人物像がわかるとより身近になり、野菜を意識して味わうことができるので、こういった仕組みは面白いですね。

手紙のついた野菜と果物

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寺岡有機農場

日本パッケージデザイン大賞2011で金賞を受賞している寺岡有機農場さんのパッケージデザイン。和を感じるすっきりしたデザインで、ムダがありません。

寺岡有機農場有限会社

JPDA:活動情報:日本パッケージデザイン大賞2011

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やきいも日和

オンラインでも焼芋を販売しているやきいも日和のパッケージ。明治・大正あたりのレトロさを感じさせるデザインです。このデザイナは、焼芋屋兼デザイナーのオーナーさんが自ら手がけたそう。焼き芋の姿をパッケージから見ることはできませんが、箱を見ただけで味への期待感が高まります。

つぼ焼きいも 2kg【冷凍】 - やきいも日和 オンラインショップ

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こめのいづみ米沢

グラフィックデザイナーの坂東慶一さんがデザインを手がけた、こめのいづみ米沢のパッケージです。真ん中の丸いモチーフは、生命力を表しているそうで、その右下に商品名の「銀粒」のロゴが添えられています。「こめのいづみ米沢」は、なぜか回転して置かれています。商品名やモチーフなどそれぞれのパーツがグラフィカルにデザインされていて、商品名を強調するというよりはパッケージ面全体で魅せるデザインになっているように感じます。

BANDO DESIGN LAB.

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外国のデザイン

ここからは、海外の野菜パッケージを紹介します。

Svegro

スウェーデンにある農家さん?Svegroのパッケージデザイン。多色使っているので、コストは掛かりそうですが、さすが北欧!という感じの、ナチュラルテイストのおしゃれなデザインです。SvegroのWebサイトを観ても、おいしそうな野菜や料理が並んでいて、見せ方を分かっている感じがします。

http://svegro.se/

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Huttlyさん(学生)のデザイン

商品化はされていないようですが、学生デザイナーのBen Huttlyさんがデザインしたこちらのデザイン。通常の出荷では、この包装は難しいかもしれませんが、産直や自社ECでの販売であれば使えそうです。紐で商品を括って、タグをつければ、包装のゴミも少なくなるし、おしゃれ感もあります。ただ、このタグは個性的ではあるのですが、打ち抜きになっているのでコストがだいぶかかりそうです。

Student Work – Ben Huttly | Lovely Package

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Kimさん(学生)のデザイン

もう一つ、学生デザイナさんの作品。メインの袋は麻袋っぽくなっていて、大きな野菜のモチーフの帯がつけられています。野菜のカタチに合わせてサイドの部分が切られているので、パッケージに立体感があります。

Eat Color (Student Project) on Packaging of the World - Creative Package Design Gallery

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H. PADFIELD & SONS

じゃがいもを紐袋に入れて、持ち手つきのラベルをつけたパッケージ。持ちやすいしおしゃれですよね。

Before & After: H. Padfield & Sons — The Dieline - Branding & Packaging

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Waitrose Cooks' Ingredients British basil pot

フォントで攻めてるシンプルなデザイン。黒と白のツートンカラーで、クールな印象になります。

Waitrose Cooks' Ingredients British basil pot large - Waitrose

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vegetoria

袋の上にニンジンの葉をデザインしてあります。子供に受けそうなカワイイデザインです。

Вегетория

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以上、いろいろな野菜のパッケージデザインを紹介しました。デザインについては、こちらのサイトでもおしゃれなパッケージが紹介されています。