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ミトミネ農場

IT業界の末席から農業の世界に飛び込んでみて日々感じたことや学んだ事を書き連ねます。

きのこ堆肥場を見学&堆肥分析〜有機農業研修レポート〜

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きょうは午後から、とくしま有機農業サポートセンターの近くにある「きのこ堆肥」の堆肥場見学に行きました。サポートセンターがある徳島県小松島市は椎茸の栽培が盛んな地域で、椎茸の廃菌床を利用した堆肥作りが行われてます。

堆肥場があるのは、細い山道を抜けたところにありました。f:id:akaringding:20160419203214j:plain

ここは、廃菌床がまず運ばれてくるところです。堆肥の作り方でいうと一次発酵段階。一次発酵では、糸状菌が活躍して大きなセンイを分解し、微生物たちのエサを作っています。

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まだまだ廃菌床だったころのカタチが残っていて、大きな塊を割ると椎茸の種のようなものが出てきます。

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一次発酵が終わったら、また別のエリアに運ばれて二次発酵をします。この設備の横には、送風機があって空気が送れるようになっています。

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一次発酵の時と比べると、粒も細かくなってきています。温度計で中の温度を測ると60℃くらいでした。二次発酵では、納豆菌や放線菌、酵母菌、クロストリジウム菌が活躍しています。

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二次発酵が終わるとこの状態になります。養生発酵の段階です。

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粒も細かいし、色も黒くなっています。触ってコネてみるとネットリしています。

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作られた堆肥は、登録している農家さんが自由に持ち帰ることができるそうです。

土壌の状態をチェック

堆肥場の土をいくつか持ち帰り、分析してみました。堆肥は溶けやすさが大切なので、お湯に溶かしてみたり・・

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遠心分離器にかけてみたりして状態をチェックします。

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意外なことに、未熟だと思っていた堆肥でも水に養分がしっかり溶け出していました。少しわかりづらいのですが、結果はこんな感じでした。

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農家さんの中には規模の拡大にともなって、椎茸の栽培をはじめて堆肥を自分で作る方もいるそうです。有機農業では堆肥の役割がかなり大きくなるので、このような堆肥を入手できるルート持つことが大切です。海外で農業をすることを考えると、堆肥の入手には苦労しそうな気がしました。椎茸だけではなくキノコの菌床なら何でも良いそうなので、探せばあると期待したいと思います!