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ミトミネ農場

IT業界の末席から農業の世界に飛び込んでみて日々感じたことや学んだ事を書き連ねます。

日本有機農業普及協会 徳島支部の勉強会に参加してきました

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2016年4月16日(土)に開催された、日本有機農業普及協会(JOFA) 徳島支部の勉強会に参加してきました。日本有機農業普及協会 徳島支部では、就農者の技術向上を目指し、栽培情報や有機栽培技術、農業経営等を学ぶ勉強会や見学会を年6回開催しています。

 今回の講師は、あさん農園代表取締役の井口賀夫さんです。「有機栽培技術の初級編講座」をテーマに2時間の勉強会を行いました。

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勉強会では、有機農業の技術だけではなく植物生理に基づいた農業について、井口さんの経験談を交えながらお話してくださいました。

以下は簡単なメモ書きになりますが、勉強会の内容をご紹介いたします。

  • 農場運営の方向性の決定の仕方は、品質>単価>出荷時期>安定>平準化>規模 と優先度をつけて考える。
  • 井口さんの経験上、農業をする上で抑えておくべきポイントは、植物生理30%、品種選び10%、路地/ハウス10%、土質10%、排水10%、地下水位10%、土壌団粒10%、肥料バランス10%、アミノ酸5%。植物生理を理解しておくことが一番大切。
  • 蒸散による水の吸い上げは、長い紐をイメージ。 葉で行われている蒸散に引っ張られて水を吸い上げる。 水を吸うときに一緒に肥料も吸い上げる。
  • 菜類の場合、収量を上げ過ぎるとどこかに歪ができてしまう。収量ではなく、植物が1週間にどのくらい伸びているかに着目して、どれを継続していけるように環境を整える。
  • 太陽熱養生処理をしても、表面は高温になるが、土の深いところでは菌が働けるくらいの温度になってしまう。オランダではハウス全体にお湯を流している。太陽熱だけでは土の下は温度がなかなか上がらないので微生物の働きで温度をあげる。
  • 団粒構造の作る際、微生物の必須条件を整える。必須条件⇒  水、温度、酸素、分解可能なセンイ、チッソ、ミネラル微量要素、糖。 手順 ⇒ 1.土壌水分の適正化 2.C/N比 15~25の堆肥を入れる 3.微生物の種類の選定 4.菌の起爆剤の投入(糖蜜や鉄、キチン質など) 5.耕うん⇒水分60%⇒温度上昇(硝酸化成菌対策) 硝酸化成菌はpHが高いと出やすい。pHを下げて上げれば硝酸化成菌対策になる
  • 土壌菌根菌は、植物の根に寄生し、光合成産物の糖を得て、リン酸、ミネラル、水を溶かして植物が吸収しやすい環境を作る。
  • 各肥料には拮抗作用や相互作用を持つものがある。拮抗作用の例⇒カリとマグネシウム、相互作用の例⇒リン酸とマグネシウム
  • 低温低日射の場合、グルタミン、アスパラギン、アルギニンの方が良い生育を示す。低日射での硝酸、アンモニアの吸収は光合成産物と充分に反応しきれず植物に蓄積されるので、硝酸値の高い野菜になる。
  • タンパク質には取り込まれても、他のアミノ酸には代謝されにくい。特にメチオニンはエチレンの前駆体なので過剰に与えると根がスカスカになる。アミノ酸肥料の種類はたくさんある。だからアミノ酸肥料といってもどんなものか確認する。 

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その他、勉強会の中で出たトピックについて、参考になるサイトをまとめてみました。

日本有機農業普及協会(JOFA) 徳島支部では、会員向けに定期的に勉強会や見学会を開催しているそうです。今回のような農業技術以外にも、マーケティングや経営面の勉強会も開催されるそうです。詳しくは、日本有機農業普及協会(JOFA) 徳島支部のWebサイトをご確認ください。

今回は、会員限定の勉強会ではなかったので、私も参加することができました。徳島支部のみなさま、貴重な勉強会に参加させていただき、ありがとうございました!

一般社団法人 日本有機農業普及協会(JOFA) 徳島支部

Webサイト/ http://organicjp.wix.com/jofa-tokushima