ミトミネ農場

IT業界の末席から農業の世界に飛び込んでみて日々感じたことや学んだ事を書き連ねます。

有機農業の各種認証について〜有機農業研修レポート〜

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画像引用:まほろば自然彩園

この研修では、合計10単位、有機農業における"認証"について学びます。今回は各種認証の概要を説明します。

日本国内の農業の認証制度

日本では以下のような認証制度があります。

  1. 有機JAS(農林水産大臣が認定する認証。日本の0.2%が認定)
  2. 特別栽培農産物
  3. GAP(GLOBAL GAP、J GAP、とくしまGAPなど)
  4. エコファーマー

有機JAS認証

有機JAS認定マークは、農林水産大臣が定めた品質基準や表示基準に合格した農林物資の製品につけられる認定マークです。 私たちはJAS法で認定された「有機農産物」の生産工程管理と小分け業(出荷)、有機加工食品(農産加工)を行っています。

有機野菜、有機〇〇、有機栽培、有機農産物、オーガニックと表示してもいいのは、有機JAS野菜だけで、違反した場合は罰則もあります。

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画像引用:あそ有機農園

有機JAS認証における有機野菜の定義
  • 種まき又は植え付けする2年以上前からほ場(畑)の土に禁止された農薬や化学肥料を使用していないこと
  • 栽培中も禁止された農薬や化学肥料を使用していないこと
  • 使用する肥料や農薬は天然物質又は化学的処理を行っていない天然物質に由来するもののみ
  • ほ場や施設、用具などに農薬や化学肥料の飛散・混入がないこと
  • 遺伝子組換えの種を使わないこと
  • 病害虫を防除するのに農薬に頼らないこと※ 一部許可されている農薬もある。

また継続的に以下のようなことが義務付けられています。

  • 生産管理や生産管理記録の作成が適切に行うことができることを確認。
  • 認定後も有機JAS規格に基づいた生産を行っていることを確認するため、最低1年に1回、認定農家等の調査を行う。

ジャムなどに加工する場合は、また「加工」についての認証を得ないといけません。有機JAS認証の野菜は1.2〜1.3倍くらいの販売価格になります。

GLOBAL G.A.P.

ドイツに本部を置く非営利組織・フードプラスが運営する、世界中の農・畜・水産物を審査できる食品安全の総合的な基準。自分たちが準則にあった規程をつくりそれを順守するものです。認定取得数は、113カ国、約14万件で、うち日本では196件がG.A.Pの認証を得ています。

G.A.P:Good Agriculture Practices(適正農業規範)

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画像引用:GLOBAL G.A.P. - |

jgap.jp

特別栽培農産物

その農産物が生産された地域の慣行レベル(各地域の慣行的に行われている節減対象農薬及び化学肥料の使用状況)に比べて、

  • 節減対象農薬の成分使用回数が50%以下 (成分ごとに1カウント)
  • 化学肥料の窒素成分量が50%以下

で栽培された農産物です。

農林水産省/特別栽培農産物に係る表示ガイドライン

全都道府県の慣行レベル

特別栽培として出す場合は「農林水産省新ガイドラインによる表示」を行うことができます。

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画像引用:中野商店

Tips

・日本の種子の選別技術は高く、発芽率は高い傾向があるそうです。一方、外国の種は発芽率が芳しくないものもあります。

・特別栽培農産物の場合、地域の慣行レベルを確認して化学肥料の窒素成分量を調べますが、そのときの肥料量の計算はできるようになりましょう。

・2016年3月に開催されたイベント「オーガニックフェスタ」は、例年以上の大規模なイベントだったそうです。その様子はこちらのオープニングムービーをご覧ください。

この記事は、研修を実施する「とくしま有機農業サポートセンター」の許諾の元、筆者の復習を目的に記載されています。内容の正確性を保証するものではありませんのであらかじめご了承ください。内容に誤りや不適切な点があった場合こちらまでご連絡いただけると幸いです。