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ミトミネ農場

IT業界の末席から農業の世界に飛び込んでみて日々感じたことや学んだ事を書き連ねます。

農業のキャリアを考える 〜有機農業研修レポート〜

有機農業研修

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開講式が終わり、きょうから本格的に研修がスタートします。1日目の授業は午前中がキャリアについて、午後から次世代農業という内容でした。まずは午前の部の内容からご紹介します。

これから研修で学ぶこと

  • 植物は「生き物」。生き物として接すること。
  • 主に、土作りやマネジメントを学ぶ。
  • 生き物の世界で共通していることは「子孫を1つでも残すこと」
  • 技能は技能でしかない。知識や技術を学んでもそれを度量にしてもらうには努力が必要。

農業のキャリア

農業の働き手はこの3階層がほとんどなのだそう。私達がまず目指すのは「ワーカー」ですが、作物の健康状態をみて分かるレベルにならなければなりません。さらに経験値があがればマネージャーになり、その先は独立して経営を担うことになります。

  • ボス…経営者
  • マネージャー…経験値があり、判断・指示ができる
  • ワーカー…作物の健康状態が分かるレベル

農業の形態

驚くことに、日本では60%の農家が年収100万円以下。家族経営の農家が多く、家族のために農業をする人が多いのだとか。家族のために…となると、規模の拡大もしづらく家族に手伝ってもらいながらほそぼそと農業を営んでいるようです。

一方で、日本の農家の7%は億万長者でもあるそうです。徳島県にも1億円プレイヤーが何人もいるそうです。農業は、会社組織として規模を拡大し利益を追求しないと、儲けることは難しいです。

また、農業の規模拡大においては、人手がどうしても必要になります。日本では農業の担い手はほとんどいないため、"研修生"として来日しているベトナム人やカンボジア人が日本の農業を支えているのが現状なのだそうです。

昨今は、新規就農者にとっては、追い風になっている側面もあります。高齢化により農業を辞める人も多い時代のためたくさんの農地が余ってしまっています。ということは、規模を拡大しようと思えば容易にできるということになります。余った農地は、農水省の管轄に事業を公募する機関があって、補助金つけて公募にだしているそうです。

農業の形態

  • 農家・・家族主義(家族のために)
  • 株式会社・・利益主義(利益のために)
  • 農事組合法人・・平等主義(組合員のために)
  • NPO・・公益主義(公益のために)教育事業など
  • 福祉法人・・福祉主義(弱者のために)

農家が3人集まるとJA(農事組合法人)が作れます。組合をつくることで資材が安く購入できたり営業面で協力できることもあり、農家や株式会社が集まって農事組合法人を作るケースが増えているそうです。

<関連リンク>

農林水産省/農事組合法人とは(設立方法も含む)

公益社団法人日本農業法人協会

何によって覚えられたいか

自分が農家になった時に、何によって覚えてもらいたいかを考えておくことも大切です。例えば、完璧さ(信用)・誠実さ・責任など。どのレベルを目指すかどうかを自分の中で決めておくことが、今後農業の勉強をする上で大切になります。

キャリアの考え方

農業に限らず、一般的なキャリアの考え方として、以下のようなトピックがあります。自分のキャリアを考える上で、参考になると思います。

午前中の講義は以上のような内容でした。

Tips

少し話はそれてしまいますが、講義の中で話題になったことをTipsとして紹介します。

台湾でオーガニックブーム

日本の有機野菜の輸出先として、台湾が注目されています。というのも、いま台湾ではオーガニックブームがおきているそうです。台湾は、沖縄とほぼ同じ位置にあるので、ほぼ同程度の送料で送ることができます。さらに台湾からさらに中国本土へも輸出できるそうです。

【特別企画】オーガニックレストランにブームの兆し:::台湾イベントカレンダー Time for Celebration - Taiwan Tourism Events ::: Time for Taiwan ::: 旅行するなら今こそ台湾 :::

農業の発展=人口の規模

当然ですが、人口が多いところで農業が発展します。世界一の農業大国は中国です。2位がアメリカ、3位インド、4位ブラジル。中国はほぼ自給自足でなりたっていますが、人口の急増により植物油が足りていないそうです。意外にも、ブラジルが中国に輸出する大豆(油原料)を作っていて、さらにはブラジルに日本の銀行が投資しているそうです。

三菱UFJ グローバル農業関連株式ファンド(愛称:ゴールデン・ハーベスト) | 三菱東京UFJ銀行

 

この記事は、研修を実施する「とくしま有機農業サポートセンター」の許諾の元、筆者の復習を目的に記載されています。内容の正確性を保証するものではありませんのであらかじめご了承ください。内容に誤りや不適切な点があった場合こちらまでご連絡いただけると幸いです。